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Channel: わたしんちの医学革命と雑多な情報
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人体の細菌とそれをやっつける抗生物質

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 この黴菌野郎め!

 と言われて怒るヤツは愚かだ。だって、そういうヤツもバイ菌野郎そのものだからだ。

 

ひとの身体は自身の細胞と細菌とで共同経営している。

両者はお互いに離す事は出来ない密接な関係なのである。 (夫婦の関係はいつでも切れるが・・・・苦笑)

 ところが、人間のエゴ脳が「よい細菌」と「わるい細菌」にわけてシマッタことから,巷に「このバイ菌野郎」という罵り言葉が出来上がってシマッタのだ。

 そう、彼らは「菌=わるい菌」だと勘違いしてシマッタのだ。

そういう連中が近代医学を牛乳じってしまったのだな、モ~~

 じつは「よい菌」も「わるい菌」も人間がこしらえた幻想なのだが、幻想と言っても実際にその「わるい菌」が働くことが認識されるから、なおさら錯覚してしまうのだが・・

 月光仮面はよいひとよ~~♪

「ノンノン! ヤツはわるいひとよ~~♪」 (悪を成す奴らからの苦情)

 

 菌の言い分

わたしら菌にはそれぞれの役割があるだけでスヨン♪  嗚呼それなのにそれなのに・・・菌、即わるい!と決めつけて殺しまくるアナタタチこそわるいひとよ~~♪

 

むやみやたらに殺菌消毒をほどこしたがるわるい人たちに贈る

 

「細菌が世界を支配する」より

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー

 人体の細菌

 人のからだは数十兆個の細胞でできている)が、人の皮膚、気道、口、腸にはその10倍以上の細菌が住みついている。


ひとりの人のDNA全部を、からだに住みついた細菌すべてのDNAと混ぜあわせると、その人は遺伝子的には人間より細菌に近くなると指摘するのは、もちろん微生物学者たちだ。


 200の属にわたるおよそ1000種の細菌が、人のからだの内部ではなく、「表面」に住んでいる。



動物の体は1本の管で、皮膚がその管の外側の面、口から肛門にいたる消化管が内側の面にあたる。


血液やリンパ、臓器のなかには、ふつう細菌はいない。


これらの場所は無菌だ。


尿と汗は無菌の液体として、からだから外に放出される。


それに対して植物の場合、細菌は表面だけでなく内部にも住んでいる。

 人の皮膚には、湿度や、脂分、塩分、通気性がさまざまに異なった、いくつもの生息環境がある。


頭皮、顔、胸と背中、腕と脚、脇の下、性器、足が、皮膚にある主な細菌の生息場所で、それぞれに、もっとこまかく分かれた異なるすみかがある。


皮膚の表面全体を考えると、1平方センチメートルあたりおよそ100万個の細菌が、場所によって不均衡にちらぼっている。


乾燥している肘から手首までの部分なら、1平方センチあたり1000個ほどしかいないが、脇の下ならば同じ広さに数百万個もいる。


 微生物学者が皮膚についた細菌のサンプルを採取するときには、ショットグラスほどの直径で両側が開いた円筒を皮膚に押しっけ、しっかりおさえてカップのようにしてから、少量の水を注ぎいれる。


次に滅菌したプラスチック棒で水をかきまわし、皮膚をそっとこすると、細菌の多くを皮膚から引きはなすことができる。


ただし、どんな方法を使っても、たとえ最強の消毒剤でも、皮膚からすべての細菌を取りのぞくことはできない。


皮膚は無菌にはならない。



ブドウ球菌属、プロピォニバクテリウム属、バチルス属、ストレプトコッカス属、コリネバクテリウム属、ナイセリア属、シュードモナス
属が、皮膚の細菌叢のほとんどを占めている。



 ときには病気の原因にもなるから、聞いたことのある細菌の名もあるが、人に住みついた通常の細菌へ常在細菌)は健康で傷のない皮膚にはまったく問題を起こさない。


実際のところ、このような常在細菌叢のおかげで、一日の暮らしのなかで皮膚に集まるさまざまな一過性の細菌はそれほど増えずにすんでいるのだ。



一過性の細菌のなかには病原性をもつものもあるが、常在菌が先に場所と栄養分を独占し、侵入者を撃退する化合物-抗生物質やそれに似た化合物で、バクテリオシンと呼ばれるーを作ることによって、しっかり縄張りを主張する。


こうした静かな戦いが人に気づかれることなく、絶えず繰りひろげられている。


ところが切り傷や擦り傷、やけどなどによって、身を守る砦にほころびが生じると、病原菌が有利になる。


ふだんは無害な常在細菌叢さえも・日和見主義に心変わりし、からだの条件が変化したことによって感染を起こすこともある。



化学療法、臓器移植、慢性病などによって免疫系が弱れば、次のような日和見感染の危険も高くなる。


スタフィロコッカス属 (ブドウ球菌)プロビオニバクテリウム属 - にきびバチルス属 - 食中毒ストレプトコッカス属 (連鎖球菌)コリネバクテリウム属


 嫌気性の細菌は酸素のある場所では生きられないのに、皮膚の細菌叢の大きな部分を占めている。

皮膚は常に空気にさらされているが、嫌気性菌は酸素の少ないマイクロハビタット (微小生息域)と呼ばれる微細な場所で繁栄しているのだ。


肌荒れやわずかな切り傷などによって酸素不足のマイクロハビタットが生まれる。




大きな傷で壊死してしまった皮膚組織も嫌気性菌にとっては大きな魅力だから、けがの手当てをいい加減にすませると、壊痕(嫌気性のウェルシュ菌() や破傷風() になる可能性がある。


皮膚に住みつく通常の嫌気性菌では、アクネ菌( にきびの原因菌)、コリネバクテリウム属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、クロストリジウム属が、圧倒的に多い。




     目のなかは栄養分と水分が豊富で、マイクロハビタットにもこと欠かないので、細菌集団にとってはまたとないすみかだ。



歯ブラシとデンタルフロスでよく手入れすれば、歯と歯のあいだ、歯と歯茎のあいだにある歯周ポケット、歯の表面に歯垢が強く張りついたバイォフイルムから、ほとんどの食品を取りのぞくことはできるが、すっかりきれいにすることはできない。


そこにはタンパク質と人の細胞と細菌の細胞の混じりあったものが残る。


嫌気性菌も好気性菌もこうした場所を目ざとく見つけ、どちらの数が多いかは昼と夜とで違ってくる。


空気の供給量、飲みもので洗い流す頻度、つばの出る量が異なるからだ。


日中は口のなかにも空気がよく入ってくるので、好気性菌が増える。


夜間、または長いあいだ何も食べないでいると、好気性菌が酸素を使いはたしてしまい、嫌気性菌が増えはじめる。


嫌気性菌は発酵によって、食べものを消化するときにいやな臭いのする最終産物を作りだす。


硫黄を含んで悪臭を放つそれらの分子が空気中に蒸発し、口臭になる。




 食道と胃に住む細菌はほとんどいないが、らせん形のヘリコハクター・ピロリ (ピロリ菌) だけは例外で、消化性潰瘍がある人の半数はこの菌をもっている。


1975年に胃のなかでピロリ菌が発見されるまでは、胃液に含まれている消化酵素と塩酸に耐えて生きられる微生物はいないと長いこと信じられてきたが、その考えは完全に否定された。


ほとんどの細菌は、小腸にたどりつくまでは食べもののかけらのなかに隠れて守られながら、pH2に達する2リットルほどの胃液をくぐりぬける。


ところがピロリ菌は、胃が自らを胃酸から守るために分泌して内壁をおおっている粘液の奥に潜み、胃のなかで増殖する。


しかもこの細菌は粘液の内側でウレアーゼという酵素を分泌する。


ウレアーゼは唾液に含まれている尿素を分解して、炭酸塩とァンモニアに変える働きをもっているので、どちらもアルカリ性をもつこれらの物質がピロリ菌のまわりを囲み、胃酸を中和して細胞を守るという作戦だ。


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 小腸に入るとpHの値が上昇し、胃の内容物では1グラムあたり約1000個ーー微生物学にとってはわずかな数ーー だった細菌が、その100万倍にも増える。


人間も、ウシやブタ、シロアリやゴキブリも、そしてその他のほとんどすべての動物も、食べものを酵素で消化するときに腸内細菌の助けを借りていて、その数は消化する物質1グラムあたり1兆個に達する。



人間やブタのように胃がひとつしかない動物は、体内の酵素によって利用可能になった栄養素とともに、細菌が作りだした栄養素も吸収する。


細菌が死んで腸内で分解するとき、細菌の糖、アミノ酸、ビタミン (ビタミンB群とビタミンK) が吸収される。


食物栄養素が吸収されるのと同じだ。


一方、ウシ、ヤギ、ウサギ、ウマ、ゴキブリ、シロアリはセルロース (繊維素)とリグニン (木質素)が豊富に含まれた繊維質の餌を食べるので、それを細菌が分解し、揮発性脂肪酸と呼ばれる化合物に変える必要がある。


人間にとって主要なェネルギー源となる化合物はグルコース (ブドウ糖) だが、反袈動物(ウシ、ヒッジ、ヤギ、ゾウ、キリン) および盲腸が大きく発達した動物(ウマやウサギ) に力を与えるのは、揮発性脂肪酸だ。


 ルーメン細菌(ルーメンは反芻動物の第一胃で、ルーメン細菌はそこで生息している微生物叢) は嫌気性の発酵を進める。


ルーメン内の有機化合物のほとんどすべては、発酵性細菌の働きによってそこで飽和状態にされてから、腸に向かって進んでいく。


その結果、肉牛などの反芻動物の体内組織には、飽和脂肪がたまる。


ブタやニワトリなどの反芻しない動物の場合、胃のなかであまり発酵が進まないので、肉に含まれる飽和脂肪が少ない。




無菌で育てると、通常の細菌叢をもつモルモットとくらべ、からだが小さく、被毛も薄く、ビタミン不足の症状が見られる。


また、無菌動物のほうが感染症にかかる割合が高い。


ただし、いいところもある。


無菌動物には虫歯の心配がない!

 人間の腸内で暮らすバクテロィデス属、ュウバクテリウム属、ペプトストレプトコッカス属、ビフイドバクテリウム属、フソバクテリウム属、ストレプトコッカス属、ラク卜バチルス属、大腸菌は、ワインの醸造で熱が発生するのと同じように、熱を生む。


このような熟の損失は、細菌にとっては効率が悪いが - 利用できる前に周囲に散ってしまったエネルギーは、もう細菌には戻らず ー 代わりに人間のからだがそれを利用して、体温を上げている。




大量の腸内常在細菌は、相手が少量なら、食中毒の原因となるサルモネラ属、クロストリジウム属、バチルス属、カンピロバクター属、シゲラ属(赤痢菌属)、リステリア属、大腸菌などとの競争にも勝てる。



 大腸菌は、食品を経由して伝わる病原菌のなかで最もよく知られているだけでなく、生物学で最もよく研究されている生きものでもある。


実際には消化管内で大腸菌が果たす役割は小さく、他の細菌の数のほうが約1000倍も多い。



それなのに大腸菌が微生物学でナンバーワンの研究ツールになったのは、次のようなふたつの理由からだ。


第一に、この細菌は研究室でとても扱いやすい。


大腸菌は「通性」嫌気性細菌と呼ばれ、酸素があってもなくても増殖できる性質をもっている。


特別な栄養素や培養条件も必要なく、短時間で倍々に増えていくから、午前中に培養液に植えつけておけば、午後こま

  (中略)

とで、人間の腸からも、ほかのほとんどの哺乳動物の腸からも、絶え間なく生みだされている。


ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー

 それでボクが驚いたのは

尿と汗は無菌の液体として、からだから外に放出される。

であった・・・・・

   !汗んション!!

 

ナルホド・・・・・ション辨のあとに手を洗わないのも正当な理由があったの棚

   こんど、なめてみよう・・・

え? 例外もある? (オマエのは金だらけだ?)

ちなみに、大便の半分?くらいは菌の死骸だって?

 

 なお、ピロリ菌についてはどっかに紹介記事を出しておいたと思うが失禁

大昔から世界中の人間に共生していたことは分かっているので、有用菌だったのでしょうね。

ところがノーベル賞という烏賊狭間、じゃない! 偏向的医学賞を受賞したため「ピロリ菌無用有害説」が正式採用されたため、行われているのが

抗生物質による人体内有用細菌群の駆除 なのである。

 ピロリ菌やっつけて重要な味方細菌までやっつけるという愚行をみんながやろうとしている

 

 


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