医学の進歩は確かにひどい、じゃない、すごい。
と思うのですが、それは技術の進歩で治癒の進歩に繋がっていないというのがミソでしょうか。
まあミソはミソでも手前味噌もありますので、世間一般では「医学は進歩している」と賞賛しなければ村八分、非国民発言にされてしまいますけど。
診断の進歩は凄いのです。
とろこが肝心要の治癒となると・・・・
もう、進歩とは退歩のことを言うなり
などと揶揄されてもショウガナイほど、金はかかるは、病気は増えるは・・
で、「医学が進歩すればするほど、病人が増え、金がかかる揉んでございます。っぺ!」紋次郎談
となってしまうようで。
診断の進歩 = 治療の進歩 に繋がらないというジレンマ。
それが医療大国ニッポン、アチャチャ~♪現象として
酷民医療費40兆円の大台、まぢか! と。 ほんとマヂカよ! と。
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●人気の脳ドックは何ができるのか?
さて、ここからは話を元に戻して、人間ドックや健康診断の嘘について、もう少し詳しく説明していこう。
現在、「自覚症状のない脳梗塞は30代にも増えている」などと喧伝され、注目を浴びているのに、脳ドックがある。
脳ドックは、MRIやMRA (MRによる脳血管撮影) などの高度な医療検査機器を使い、脳の異常を早期発見するものである。
つまり、脳梗塞、脳ぐらいから受ける人が増加している。
ひと昔前までは、脳の検査といえば、造影剤を注入し、画像撮影を行なうのが普通で、これには頭部にかなりの痛みを伴った。
ところが、MRIやMRAはほとんど苦痛もなくスムーズに診断でき、しかも時間も短かくてすむのだから、人気が出るのも当然だろう。
また、現代人にとって、老いてボケるのがいちばんイヤなことであり、さらに脳卒中で倒れたらたまらないという恐怖感もあるから、ブームはより過熱している。
脳卒中といえば、20年前までは、日本人の死亡原因の第1位にランクされた。
最近はガン、心臓病に続いて第3位となっているが、それでも2000年は、約13万8000人の死亡者が出ている(厚生労働省人口動態調査。
第1位のガンは約28万4000人)。
ガンの死亡者が年々増え続けているのに比べ、脳卒中は1970年代にピークを迎え、その後は減少し続けていたが、1994年から心臓病を抜いて再び2位に上昇。
ここ3年ほど、また減少傾向にあるが、依然として脳卒中で治療中の患者は全国で177万人はいるといわれている。
このうち11万人が寝たきり状態とあって、2000年10月、厚生労働省の「脳卒中対策に関する検討委員会」は、「脳卒中は国民病であり、総合的な対策が必要である」との中間報告を発表している。
脳卒中には、血の塊が血管を塞いでしまうことにより起こる脳梗塞、血管が破裂して起こる脳出血と、血管内の動脈瘤が破裂したことにより起こる、クモ膜下出血があるが、いずれも早期に適切な治療をしなければ死にいたる。
また、かりに命をとりとめたとしてもリハビリに時間と労力を要する病気なのだから、現代人が恐れるのも無理はない。
ちなみに、脳ドックの1回の受診料は、安い所で約7万円。
これは、予防医療のために保険が利かないせいだが、7万円といえばかなりの高額である。
そんな高額を払って、はたしてこの脳ドックはそれほどの効果があるかというと、私に言わせれば、かなり疑問なのである。
高血圧はほっとくの一番
などという本が最近出ていましたのでご紹介したわけですが、これは約15年前の本。
病気と闘うな医者と闘え―医者の嘘の見破り方
(カッパ・ブックス) 新書 – 2001/2
富家 孝 (著)
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●脳卒中にも数値のトリックが!
脳卒中の治療は、いまのところ早期に発見するしか有効な方法がない。
脳ドックで事前に発見できるのなら、脳卒中は激減するのでは、と一時はものすごく注目を集めたのである。
実際、1988年に日本で初めて脳ドックをスタートさせた新さっぽろ脳神経科病院では、1年間で計90人が診断を受け、15人に異常が見つかったという結果が報告されている。
一Jたという。
職種寒か発見され、脳動脈瘤も約3%、脳腫腫瘍も0・1%の人に見つかっているという。
こんな早期発見率の高い数値を示されると、これは画期的な予防法だと思うだろう。
しかし、この診断結果が脳卒中の予防に繋(つな)がっているかというと、この10年間を振り返ってみても、どうも明確ではないのだ。
確かに死亡者そのものは減少傾向にあるが、脳ドックとの相関性が見られないのである。
なぜなら、先に統計としてあげたように1994年に、脳卒中での死亡者が突然増加したことの説明がつかないからだ。
なぜ予防にならないのか~ 答えは簡単で、脳ドックで梗塞状態や脳動脈瘤が発見されたところで、その人たち全月が、脳梗塞やクモ膜下出血になるとはかぎらないからだろう。
では、全国平均の患者の発症率を、実際の脳ドックの診断結果で比較してみることにしよう。
脳卒中の患者が全月50歳以上だったと仮定しても、50歳以上の総人口約4150万人に対し、患者数約180万人は約4・3%にしかあたらない。
ところが、前出の脳ドックでは約44%近い受診者に何らかの以上が発見されているのだから、単純に考えて、脳ドックで異常が発見されたうちの90%は脳卒中になっていないことになるのだ。
脳卒中のなかでも、死にいたりやすいという意味で怖いとされる、クモ膜下出血は、1万人に1人の病気と言われている。
これは、全人口比率にして0・01%にすぎない。
しかし、脳ドックでは、この主原因となる動脈瘤が、なんと3%も見つかっているのである。
こういうデータをあげれば、脳ドック側も、「脳ドックで動脈瘤が発見されたからとい H(0)て、全月がクモ膜下出血になるなどとは言っていません。
しかし、絶対にならないとも言いきれない。
脳ドックはあくまで危険性を取り除くのがその役目」と反論するだろう。
では、動脈癌の実際の危険性は、どの程度のものなのだろうか~
従来の考えでは、50歳の段階で、1%とされている。
だから、脳ドックで動脈瘤が発見されたら、受診者は医者から次のような〝インフォームド・コンセント〟を受けることになる。
「50歳で1%ということは、いま破裂しなくてもその率は年をとるにしたがってふえ続けていくでしょう。
あなたが平均寿命まで生きるとした場合、年々高まっていき、最終的に相当高い率で危険性があるということになりますよ」
しかし、これは私に言わせれば、単なるおどかしである。
いたずらに、患者の恐怖をあおっているといっても過言ではない。
というのも、異常が発見されても実際に脳卒中になる率が低いのは、前述したとおりだからである。
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
ホントかいな?と思わずつぶやいたりして・・・
いずれは誰の目にも明らかになるのでしょうが。
この本も古と言えば古いのですが、どうも今での通用しそうな内容が含まれているのでして。
まあ、取捨選択を忘れずに、アナタのご参考になればと。
まあ、いつか誰でも100%死ぬんですから、別に驚く必要も無いと言えばそうなんですけれど。 日々アナタは死に向かって歩いている・・などと言われるとドキッとするのも変なんですけどね。 やっぱり、何時までも死ぬまで生きていたいという強い願望と欲望のため、この「死」というものを出来るだけ考えないようにしているわけです。
でもやっぱりガンであろうが脳病であろうが、心臓病であろうが、バナナの皮で滑って頭部打撲で逝こうが(ところで、いまだにバナナの皮で滑って死んだという人を知らないのです。だれか教えて戴ければ・・)
やっぱり最後は死ぬんですね。アナタも
いえ、ワタシは例外です! なんちゃって。
あと、手術について。
手術とは本当は次善の策ですね。
だって^^~ 薬で治れば手術など要らないでしょ。(事故とかそういうものは除いて)
薬で治らない、治せないときに次善の策として手術(切ったりはったり、くっつけたり)があるのですが、その手術も人間の治癒力がなければ、くっつかないし、肉も盛り上がってこないわけで、ほんとは自分の治癒力が主役なんですね。
ところで、次善の前段階が薬と言うと、この薬も実は次善策なんですね。
これも薬学博士が書いた本に書いてあります。
「残念ながら・・・(←別に残念がらなくてもいいのですが)お薬には病を治す力を持ち合わせておりません」
あくまで治る力は自分の治癒力なんです。。とね。
だから、本当の主役は自分の自己治癒力。
しかも、病気症状そのものがじつは治癒反応の過程で起こる苦痛症状なのだと言ったのは岡田茂吉という宗教家。
薬が次善策、つまり症状緩和方法としての次善策。その間に治すのは自分の治癒力。
こう解釈すると、それだけで終わりなんですね。
ところが、岡田氏(師とは書きませんよ)は、自己治癒力が病気症状(苦痛症状など)を起こしているわけで、それを緩和させる薬と言うものは、すべて毒の作用であって、治るための援助をしているわけではない。
それどころか、治る過程の工作(自然良能力)を邪魔さえしてしまう・・と言うのです。(ホントかい?)
さらに、さらに、その薬と称する毒(あらゆる薬は毒だという)が次の病気の原因となって体内に残っている(全部排泄されない)というのです。
ぶっちゃけて言えば
薬は病気を治すどころか、逆に病気を造りだしている
という、ホントか稲?の話ですが。 アナタは信じられますか?
それはさておいて
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●むやみに手術を受けるのは危換
脳ドックの.パンフレットをいくつか取り寄せてみると、検査結果が出た後どうフォローしていくのかが、具体的に書かれていないものが多いのである。
副題に「一目でわかる脳の異常」とうたわれた 『脳ドック』 という本 (ペンシルベニア医科大学教授・福島孝徳、朝日新聞編集委月・田辺功著、西村書店刊) にも、検査の方法が詳しく善かれているばかりで、異常が発見された場合は「手術は熟練医の手で」とあるだけである。
脳ドックを担当する医者たちの集まり「脳ドック学会」は1997年に、「(未破裂脳動脈瘤が発見された場合) 原則として手術的治療を検討します。
手術適応は個々の症例について判断されますが、一般的に脳動脈瘤が硬膜内にあり、大きさが5m前後より大きく、年齢がほぼ70歳以下の場合は、その他の条件が手術を妨げないかぎり手術的治療がすすめられる」というガイドラインを出している。
ところが、このガイドラインが守られているかどうかは、疑問なのである。
ある脳ドックのパンフレットに、「命拾い」と題された例が紹介されているが、それによると、弁護士のTさん (52) が脳ドックを受けたところ、動脈瘤が発見され、医者からは手術をすすめられた。
ところが、Tさんの認識では「頭の手術は不安」だったので、最初は拒否をした。
しかし、「医師から丁寧に説明してもらううちに納得し、手術に臨むことになりました。
もちろん手術は大成功。
いまでは、ますます張り切って仕事をしています」と言うのだ。
同じ医者の立場から言わせてもらえば、Tさんの 「頭の手術は不安」という認識は、まったくそのとおりだろう。
いわゆる開頭手術は、かなりの危険性が伴い、たとえ手術が成功したとしても、半身麻痺などの後遺症が残る率も高いからだ。
しかし、そう簡単に「手術は大成功」という結果が出るものなのか、ここのあたりが大いに疑問なのだ。
私の知り合いの脳外科専門の教授は、こんな言い方をした。
「動脈瘤が破裂してしまったら半分は死ぬという統計が出ているので、危険を顧みず緊急手術をしなければならない。
しかし、破裂前だったら手術すべきかどうか大いに疑問だ」
それで、私が「どのくらいの確率で危険なのか」と問いただすと、「それは確率の問題ではない。
多くの場合どの医者が執刀するかどうかにかかっている。
技術的に優れた外科医であればあるほど、助かる可能性が高いからだ」と言うのである。
つまり、脳の手術なんて簡単にやるものではないのである。
おそらく、脳ドック側は、「サポート態勢は万全です」と言うだろう。
「超有名な00大学病院と連携しています」と説明する病院もあるだろう。
しかし、その超有名な○○大学病院の外科医たちが、手術の技術に長けているという保証はどこにもない。
これまで私が主張しているように、医者の技術料を認め、手術の上手、下手をオープンにしない現行の医療制度下では、患者の側は外科医を選ぶことさえできないからだ。
さらに、動脈瘤が破裂する可能性は従来のデータよりかなり低いという、衝撃的な調査結果も最近発表されている。
アメリカ、カナダ、ヨーロッパの共同研究では、破裂する可能性は0・05%にすぎないというのだ。
これまで言われていた1%の20分の1にすぎない・。
この調査結果を紹介している『日経メディカル』2000年11月号を、以下引用してみ「10mm未満の脳動脈癌の破裂率は年0・05%で、10m以上の脳動脈瘤でも破裂率は年1%未満と報告された。
一方、予防的手術の合併症の発生率はワ1%~ほ・7%にも上り、クモ膜下出血の既往のない10mm未満の脳動脈瘤患者の予後は、予防的手術で改善しないと結論した」
つまり、の破裂前の予防的手術は合併症(手術をした結果、他の病気が発症すること)が起きる危険性が高く、手術はできることならしないほうがいいというわけなのだ。
破裂する可能性が低く、手術に危険が伴うなら、しない方がましということなのである。
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
ちょっと更正が不十分で数字の件がおかしいのは本書を買って自分で確認してください。
(え! オマエが更正しろ?)
厚生省に言ってくださいよ!
本当に必要な手術なのかどうかは誰も証明出来ない
ということは、一人の人間を同時に手術する、手術しないの結果を出せないという事から言えるわけでして、後は結果からみて「ヨカッタ」「ワルカッタ」で決めているのですね。
相当数の患者の分析結果を出さないと分かりづらい。
だから、判断しにくいのでしょう。
だけど、薬で治ればもともと手術などほとんど必要のないわけですが、
どっこい、薬には治す力を持ち合わせておりません¥のでした。