Quantcast
Channel: わたしんちの医学革命と雑多な情報
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1858

コナンドイルのスーパーメッセージ4 伝染病も奥の意識

$
0
0
IE5.5以上は縦書き表示→ブラウザの文字の大きさを変えるとちょうど良く見る事ができます  ※画面移動は下のスライダーを
アーサー・コナンドイル
     の霊界からのスーパーメッセージ
  コナン。ドイル・人類へのスーパーメッセージ
1994年11月22日 第1刷発行    編 者-アイヴァン・クック    
訳 者一大内博   発行所一株式会社講談社
 その四
 これまで、伝染病を除いて、すべての人間に共通した病気について述べてきました。多くの病気は前意識にその源を発してい るということから考えてみると、なんの原因も理由もなく、伝染病がまるで野火のように、あっというまに広がっていくというのは理解しがたいかもしれませ ん。しかし、この場合でも、相当多くの人々は伝染病に羅患しません。クリスチャンサイエンスを実行している人々はその一例です。つまり、人間の意識的な心 は、このような問題に関しても、ある程度のコントロールができることを実証しているのです。

 クリスチャンサイエンティストが守っているのは自分自身の精神の活動だけではありません。伝染病にかかるという特定の体験をする必要がないところまで彼らは進化しているのです。伝染病にかかる人々は、この体験をする機が熟した人々であり、それによって教訓を学ぶことになっている人々だとも考えられます。

 これに同意する人は、ほとんどいないかもしれません。そしてこう聞くでしょう。「なぜ幼い子供が伝染病にかからなければならないのでしょうか。子供は純真無垢なのに、どうして守られないのでしょうか」

 どんな肉体の病気であっても、その背後に横たわっている原因を明らかにしようとすれば、広い領域を扱わなければなりません。ここで再び繰り返しますが、子供たちは、病気や苦しみ、あるいは健康や幸せ、その他もろもろの、人間生活を構成し、かつ人格の形成に資する人生の浮き沈みを体験する覚悟をして、この世に生まれてくるのです。

 しかし、伝染病は必要悪ではありません。そのうち、霊の法則がよく理解されるようになるにつれて、伝染病はなくなるでしょう。現在でも、 どうすれば自分を守れるかということをわかっていれば、伝染病にかかる必要はないのです。意識的な心、 および無意識の心によって支配されている肉体の細 胞の生命が、伝染病の侵入を許しているとも言えるのです。もしも意識的かつ無意識的な思考の活動によって十分な抵抗をするならば、肉体の細胞は伝染病を退 けることができるのです。

 したがって、子供は初めから、正しいものの考え方の訓練を受ける必要があります。子供の教育は七歳から始めるのではなく、生まれたときから始める必要があります。親 も看護婦も、幼児はまわりの環境から、両親や看護喝親戚の人々、友達が漂わす雰囲気から、良い考えであれ、悪い考えであれ、吸収するのです。肯定的な思い を与えられた子供は健康の息吹を与えられたのであり、肉体的にも、精神的にあ、霊的にも、生き生きと元気よくなり、あらゆる原因による病気に対して抵抗力 をもつことでしょう。

 子供の健康と幸福についての真実は、徐々に理解されるでしょう。まもなく、人類は自分の任されている幼い魂への責任に目覚め、この目覚めを通して、地球全体への責任に目覚めることでしょう。


 人間の肉体のリズムの乱れ、ないしは波動の乱れについて申し上げました。これは、早死にの原因になることもあります。リズムの乱れというこの法 則は、人間の家族や、一人一人の人間、または集合的に人類全体、世界全体にもあてはめることができます。この間題についてはじっくり考えてみましょう。こ れは途方もなく重要な問題です。このリズムの乱れ、調和の破壊は、心の病、道徳的な伝染病をもたらし、ひいては、世界全体の幸せに影響を及ぼすのではないでしょうか。

 それは間違いのないことです。実際すでに起きつつあるのです。一九三二年の今、世界は病み、ほとんど死にかけています。人類を救うことが できる偉大な霊界のマスターたちの力の存在を知らなければ、人類の生存に関して絶望してしまうかもしれません。現在最も必要とされているのは、民族の癒し であり、世界の国々の癒しです。それが実現しますように、と神に祈るばかりです。


10宇宙的な同胞愛

 「すべての良きものの創造者であるあなた、常に存在し、常に愛に満ち、常に叡智に満ち、力に溢 れたあなた、私たちはあなたの御前にやってまいりまし た。あなたから送られてくる光が、私たちひとりひとりの魂にしみとおりますように。あなたの美しい光が、私たちの心を照らし出し、あなたの偉大な力で、私 たちを愛情に満ちたあなたの腕に抱いてくださいますように、そして、私たちがあなたと一体になることができますように。
 私たちのこの仕事に、どうぞ祝福を与えてくださいますように。あなたが地球の人々のもとに送るよう命じられた光の上に、疑いや恐れの影がさすことのありませんように」


巨大な愛の心のなかで

 人々と国々のあいだの同胞愛の必要性をここで再び強調したいと思います。というのは、人類全体が進化のスピードをあげ、すべての生命を常に支えて いる宇宙的な霊の力の中で人類全体が息づき、活動し、存在しているのだということを理解して初めて、人類は滅亡から自分自身を救うことができるのですか ら。

 希望を失わないでください。人生における価値観がー八〇度転換する日がくることは確かです。人生の状況も、それに応じて変わればよいのですが。人 類は今、非常な苦しみと窮乏を経験しようとしています。それは、人間の命を真に生かしてくれる、より大きな真実を探求するためです。


 この単純な真実を語ることは、なんとも簡単なことのように思われます。この真実は、至るところに、あらゆるものの中に存在しているのですから。しかし、 世俗的な心にとって、この真実を見てとるのは、なんと複雑で難しいことでしょうか。にもかかわらず、霊界にいる私たちは皆、ついにこの真実を理解するに至 り、宇宙の同胞愛を感謝の気持ちで信頼し、その愛を分かち合い、一緒に安らかに生活しているのです。


 同胞愛以外の生き方などというものは、世界が歩むべき道の選択肢として開かれてはいないのです。現在、世界の国々は疑惑と恐怖心の中で存 在しています。誰も譲ろうとせず、お互いを恐れています。ビジネスの世界では、一人一人が自分の分け前を確保しようとして、同胞と戦っています。このよう な生き方は、人間をどこに導いていくのでしょうか。安定でもなければ、永続的な繁栄でもないことは確かです。それどころか、文明がこれまで一生懸命築きあ げてきたものすべての崩壊につながることでしょう。


 気を取り直して勇気を出しましょう。いつの日か、人類の心が高貴なる気高さを達成するときがやってきます。人間の心を高みに引き上げてくれる、真 の同胞愛のヴィジョンに目覚めるときがやってきます。そのとき、人間は悟るはずです。すべての命、自分自身の命も他のすべての人々の命も、一つの巨大な愛 の心のなかに存在するのだということを。

そして、自分の肉体としての生命は、その巨大な愛の心で息づいているのだと悟ることでしょう。そのとき、自らを傷つけることなく他人を傷つけることは不可能であると知るでしょう。人を憎み、戦うべく戦争に行くというのは自分自身との戦いに赴くことにほかならないのですから。他人を殺すことは、殺人者にとって霊的な死にほかならないのです。〝剣を抜くものは剣によって死す″とは、このような意味です。


 これからやってくる新しい人間は、自分の呼吸一息一息が、心に抱く思いの一つ一つが、世界全体に影響を及ぼすことを知るでしょう。神の宇宙にあっては、 究極的には死はけっして君臨することなく、人間がひとたび本来の自分を理解し、神を理解するならば、天においても地上においても、死という現実はありえな いと理解するでしょう。

 新しき人間にとって、初めも終りも存在しないのです。なんとなれば、新しき人間は、生命は終わることのない〝周期″であり、この周期は常に進化し、常に 回転し、すべての人間の魂を周期の腕の中に永遠に抱擁してくれている、と理解するからです。もしひとりの人が一つの法則を破るならば、神の定めた一つの真 実を犯すならば、すべての人間の幸福を脅かすことになるのです。

 世界がこのような救済を体験する前に、難難辛苦を通して同胞との魂の絆の結合をはからなければなりません。現在あなた方の地球には、物質主義によってもたらされた大きな破壊が進行しているのが見えます。これは死にほかなりません。物質主義による死にほかなりません。そして、ついでにいえば、物質主義そのものの死の始まりでもあります。

 物質主義はそう簡単には死にません。かくて苦しみが訪れることになります。人間が物質の富の神をかくも長くかつ絶えず崇拝してきたのですから、これはし かたのないことです。人類が非常な苦痛を体験した後に訪れる新たなる始まり、霊的な悟りと理解が達成された、光に満ちた新しい時代の到来が、私たちには見 えます。やがて人間の共同体における生活の霊的な基盤が確立されるでしょう。すべての芸術、文化、科学、国政、宗教の活動において、人間は天界の叡智に よってインスピレーションを与えられ、導きを与えられることでしょう。


 私たちが今話している宇宙的な同胞愛について語るべきことはたくさんあります。悲しいことに、ほとんどの人はこの言葉の本当の意味を理解することができ ません。それは、たいていの人は、子供のときから他人を犠牲にして、隣人を破滅させてでも、自分自身のために戦い、自分を主張するように、と教えられてき たからです。

 人間は、人生の目的は自己の個人的な利益の追求にほかならないという、誤った信念をもち続けてきました。人生において成功をおさめ、兄弟に打ち勝ちたいと望むなら、どのような犠牲を払ってでも、他人よりも優れた人にならなければなりません。
このような生き方は、あらゆる点で、同胞愛という宇宙の法則に対して罪を犯すことになります。
自分自身のためだけの利益を追求する人は、すべての霊的な法則を破ることになります。人類全体が同じような生き方を選択し続ければ、結果は病める肉体、病める、里∵混沌と戦争しかありません。

 真に偉大な人間とは、自分自身の欲望を追求する代わりに、無限にして永遠の力に身を任せる人です。それぞれの人間の魂は、本来の自己を見いだすために自己を失わなければなりません。自分の力によって力と達成がやってくるという誤った考えをもっている間は、神を見いだすことはできません。

 人間の魂が上昇し、自己中心主義のもったいぶった衣を脱ぎ捨てるとき、最も難しい試験に合格しなければなりません。自己という概念をすべて脱ぎ捨てなけ ればならないのです。そのとき、魂は真っ暗闇の、一見破滅そのものにしか見えない深淵に直面するのです。気がくじけそうになる魂を支えてくれるのは、ただ 一つの希望です。それは身をまかせ、降伏し、すべてを捨て、自我のすべての残浄を犠牲にすれば、神という名で呼ばれる、無限にして永遠の愛と一体になれる という希望です。

 このような降伏はけっして自己の消滅ではありません。自己の拡大です。というのは、人間の魂がその地点にまで到達すると、神への愛は圧倒的なものとな り、願うことはただ一つ、神と一体になりたいということになります。そして、その愛が神を自分にひきつけることになり、神性を自らのなかに包み込むことに さえなるのです。すると、すべての人間は神のように見えるようになります。なぜなら、すべての人の中に神が住んでいるのが見えるからです。

 宇宙的な同胞愛を理解する人は、「すべてを捨て、私の後についてきなさい」(キリストの言葉)を文字通り実行することになるでしょう。神そのものである 宇宙的な無私を発見するために、すべてを断念し、自分を無にし、自分を放棄しなければなりません。この崇高な瞬間に、人は神と一体になるだけでなく、自分 自身と一体になり、すべての生きとし生けるものと一体になるのです。これこそが贖罪です。つまり、神と一体になることなのです。


つづく
        わたしんちの医学革命表紙

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1858

Trending Articles