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Channel: わたしんちの医学革命と雑多な情報
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現代医学の神話ーー進化論の問題点 1

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紹介内容が高度になっているため、低次元領域にとどまっている綿シニアにはとても解説などできないものでありまして・・

お盆腹水の為帰らず

ということで、割愛させて戴きました。 (お、よかった?)

 

  項目は 

 現代医学の神話

です

  

 

松本英聖・医事論集  
       第二巻  「医学と生命」
                (一九九四年一〇月三〇日初版)
       より

         (第4部) 現代医学の神話
     第一章、 進化論の問題点

 

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー

 (-)進化思想


 今日は「現代医学の神話」というテーマで、私がかねて考えておりますことをお話しさせて頂きたいと思います。

 現代医学と申しましても幅があり、広く言えば現代の物理・化学や年商学を踏まえて医学が成り立っています。
この生物学の基本にある考え方の一つが進化論です。
進化論は現在のアメリカでは未だに裁判が起こるような問題です。

つまり人間は猿から進化したのかどうか?これは「神の創造説」を否定する考え方ですからダーウィン自身も聖書を信じるクリスチャンとして考えに考え抜いて発表したわけです。
それだけにキリスト教世界観に大きな衝撃を与えたと思います。

 さて、現在の生物界は約百五十万種からなっており、非常な多様性と、それからバクテリアからアメーバ、そして人間まで、単純から複雑へと見事な階層的秩序が見られます。
そこで、単純な生命から次第に進化して、多様性と複雑性を獲得して来たという考え方が近代思想であります。

その根底にあるのは、単純なものは下等であり、人間が進化の頂点に立つ《万物の霊長》だという人間中心の考え方です。
果たしてそうなのでしょうか。
私はここに自然界に対する人間の支配の論理、人間が優れているという思い上がった思想が芽生え、それが今日の自然破壊(自然収奪)を招いたと考えています。



 (2)進化論の構造-ー相反する二つの概念


 ところで、現代の生命観は全く相反する二つの思想が結び合わさって成り立っています。
一つは遺伝(ミクロの視点)という考え方で、親から子へと代々形質が伝わっていく。
蛙の子は何処まで行っても蛙の子で、生命は変わらないという思想であります。
つまり神が創造した生命は未来永劫変わらないという思想が遺伝思想です。
もう一つは、進化思想 (マクロの視点)です。
この方は、生命は変わる、蔦が鷹を産むという思想です。
一方は変わる(変化性)、他方は変わらない (不変性)というわけです。
この相反する矛盾した二つの思想の上に現代の生命観が成り立っているのです。



 (3)矛盾を結び付ける概念-ー突然変異


 変わらないという思想と変わるという思想が如何にして結び付くのか。
これが現代生命観の基本問題であって、哲学 的にも宗教的にも大きな問題を学んでいます。
この問題を見事に解決したかに見せかけるトリックが突然変異説です。

 これは今世紀始めにド・フリーズがオオマツヨイ草の研究で突然変異種を発見して唱えた説です。
本来変わらないもの が突然変異によって、ある日突如として変わるという考え方です。
そこで問題になるのは、何故、突然変異するのか、

 これには現在、二つの考え方がありまして、ひとつは外因説。
これは変異原性物質によって遺伝子DNAの配列に変化が起こるという説(誘発変異)です。
放射線、紫外線、化学物質(農薬、洗剤、薬品、食品添加物等)がそれで、天然物もありますが、殆どは人間が作り出した化学物質です。
ガン細胞も突然変異で生じるため、今でも変異原探しを盛んにやっています。
外因説は実験で証明できますから、説得性があります。
もう一つは内因説です。
これはDNAが複製されて行く過程でミスリーディング、つまりミスコピーが起こるという説(自然変異)です。
例えばコンピュータでも百万回に一回位はミスが起こると言われていますからDNAの複製でもそれが起こるというわけです。

このミスコピーはランダム(盲目的な確率事象)ですから全く無方向性で、神が介在する余地は全くありません。



     (4)遺伝と進化の仕組み

   ①突然変異--人間はミスから生まれる

 それでは、全く出鱈目に起こる突然変異から、どのようにして進化という秩序性が出てくるかという疑問が出てまいります。
現在、DNAのミスリーディングは、集団遺伝学の計算では、凡そ一億回から十億回に一回ぐらいの割合で必然的に起こると考えられています。
そこでこの考え方を突き詰めて行くと、人間はミスコピーから出て来た出来損ないということになります。
我々が進化の頂点にいるのは、実はミスコピーの中からひょっこり良いのが出て来て、それが進化したというわけです。

 余談になりますが、「神はサイコロを振り給わず」というのがアインシュタインの信念でした。
彼の宇宙観は素晴らしい秩序性とハーモニーを確信しており、ニールス・ボーア(原子の太陽模型説を唱えた)等のコペンハーゲン学派が言うような不確定な確率論的世界観に最後まで反対して学界から孤立したことは有名な話です。
アインシュタインは敬虔なクリスチャンとして神の創造した宇宙の秩序を固く信じていたことは間違いありませんし、実はダーウィンもそうです。
それと言うのはキリスト教世界では、神を無視して生命は論じられないからです。
目本では昔から汎神論的な考え方ですし、また明治以降は無神論的な立場が進歩的という誤った考え方が強いので生命観が非常に曖昧模糊となっているように思います。

 兎に角ランダムとはサイコロの目、つまり確率論ですから、神はサイコロを振ったのか、という問題になるし、もし振ったとしてもサイコロの目は神と雖も自由に出来ないということでまこの根拠となる考え方が現代物理学の基本原理(不確定性原理)ですから、生命を論ずる場合はこの辺のことをキチンと整理して置く必要があると思います。

 話を元に戻して、ランダムの中から何故、秩序性が出てくるかという問題に移ります。
さて近代生物学には幾つかの基本前提がありますが、その一つが、生物は増殖するということです。
これは「生めよ、殖えよ、地に満ちよ」 前世記)という言葉の通り、生殖能力を生命の本質として前提するわけです。
その生殖能力がたまたまミスコピーをして突然変異が起こり、その突然変異種の中で数学的には千回に一回ぐらいの確率で優秀なものが出てくる可能性があると前提するのです。
こうしてアメーバから人間が出てくる確率を計算すると、何と十の三百万乗分の一という信じられないような数字が弾きだされます。
十の三百万乗分の一という数は、コンマ以下三百万個の〇が付くわけです。
一頁に千個の〇を書いたとしても三千頁いります。
そんなベラボーな数字でも、数学的には正しいわけでまこのような計算をするのが集団遺伝学で、これと結び付いたのが現代の正統派進化論(総合説)です。

 そこで、これに反対する学者達はこう言いままミスコピー説は、有り得べからざることを信じているに過ぎない。

これでは神の創造説と変わりないじゃないか - と。

これに対して正統派は、確かに有り得べからざることではあるけれども、しかし数学的には確実であるし、しかも現に人間が存在しているではないか、存在している以上はこの論理に間違いはない、と開き直るわけです。
ここが問題です。
数学的計算は間違いないのだから、もし文句があるなら、論理を示せ、それが出来ないなら文句を言うな、というわけです。
こうなると無茶苦茶です。

 この強引な論法を根底で支えているのが、先程述べた現代量子論の基本原理《不確定性原理》です。
従って不確定性原理が覆らない限り、ミスコピー説は堂々と罷り通るわけでまこの意味で神の創造説を原理的に否定するのは、不確定性原理であるということを、まず押さえて置くことが大切です。


ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー

つづきます。

 

現代量子論とか何チャラとか・・・

???小首をかしげながらも理解に努めようとしていますが、
いつのまにか小首がこっくり、コックリこと傾いたままで・・・

後はアナタの選択眼と認識眼にてセルフサービスでよろしく~~~

 

 

 


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