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撮り溜め、出し溜め。
今のお年寄りは元気で長生きする人が多いが、彼ら彼女らは子供時代から青年時代に何を食べていたのだろうか?
栄養にあふれる食べ物を腹いっぱい食べていたのだろうか? 現代人のようにサプリメントなども飲んでいたのだろうか?
肉や乳製品は?
現代西洋式栄養医学では決して解けない問題とは。
松本英聖著 「二十一世紀の医学革命へ」 (1995年刊)より
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第五章、西欧肉食文明の没落
--収奪なき健康長寿の素食生活の開幕--
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素食・減食は健康で長生き!
一方、アメリカのマクーケイ教授(コーネル大学動物研)は、ネズミを使って栄養条件(餌)と健康状態の関係を調べる実験を行なった結果、蛋白質の多い餌を腹一杯食べさせたネズミは、、外見的には発育がよく色つやもあって見るからに健康そうに見えるがまもなく腎臓障害その他の病気にかかって、みんな死に絶えた。
ところが普通の餌を死なない程度に減らして与えたネズミは、発育が悪く見るからに貧弱そうに見えたが、寿命が長く、最高記録は通常ネズミの二倍半も生き、そればかりか耐久力があって老化も遅く、バイ菌を植え付けてもビクともしない強靭な抵抗力を示したのである。
日本の故矢追秀武博士(東大教授)も同じような実験を試み、素食寡食の方が体質が丈夫で長持ちすることを確かめている。
またストレス学説で高名な杉靖三郎博士(筑波大学名誉教授)も同様の実験によって、ネズミの体質がストレスをはねつける強い生命力をもつことを明らかにし、さらに「戦中戦後の食糧事情が極度に逼迫した頃、日本人はみなやせ細り、栄養不良で病気にかかりやすいと考えられていたが、その後の調査で実は当時慢性病が激減し、伝染病まで減少していた事実が証明された」と述べている。
こうした一連の実験成績をふまえて、つい最近、アメリカ保健省のリチャードーワインドルッフ博士(国立健康研究所)は、マウスを使って「免疫・老化と食事」の関係について動物実験を行なった結果、「減食(カロリー制限)がマウスの免疫力を高め老化抑制に役立つ」ことを分子生物学の立場から立証。
またユー・ビョングーパール博士(テキサス大学健康科学センター教授)も同様な実験を行ない、「総カロリーおよびたんぱく質の制限が老化抑制に有効であり、また質的には大豆たんぱくが優れている」ことを明らかにした(一九八七年度自然医学会・国際シンポジウムより)。
以上を総括すると---、
美食飽食は個人的には老化を早めて死病(慢性病)を招く要因となり、民族的には出産率を低下させて民族の衰亡を招く。
これに対して、素食寡食は、一見すると貧弱で病気にかかりやすいように見えるが、実はその逆で健康に恵まれ天寿を全うし、民族的には若さのシンボルである生殖能力が強く、民族興隆の原動力となる。
これが最新の科学が明らかにした生物の自然法則であり、同時にそれは神が定めた絶対の掟でもある。
神の掟に逆らって、自ら破滅を招くか。
自然の法則に従って、神の祝福を豊かに受けるか。
いずれを選ぶにせよ、神の仕組みに狂いはない。
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確実な二、三十年先の定員オーバー
視点を変えて、ここで世界の人口食糧問題と、これに対して現代科学技術がどのように対応し、また現にしてきたか。
この問題を取り上げてみることにしよう。
まず問題になるのは、地球の定員である。
六十三億五千万人--、この数字はすでに述べたように、アメリカ政府が数力年の歳月を費やしてまとめた『西暦二手年の地球』と題する公式レポートに発表された西暦二千年の世界人口予測。
この世界人口が百億に達するのは西暦二千三十年頃と見込まれている。
現在(一九八七年十一月)の世界人口は五十億ちょっとであるから、四十年後に二倍になる勘定だ。
一方、地球上における可耕地総供給量は多めに見積もって約三十二億㌶と推定されているが、養える人口は八十億人がやっと。
実際には表土の流亡や砂漠化、塩類蓄積、人口増にともなう都市化・工業用地化などで耕地はどんどん蚕食される一方だから、仮に科学技術による生産性向上に大幅な期待をかけたとしても、差し引き養える人口は七十億人程度と思われる。
かつて手放しで経済成長を謳歌したハーマン・カーンは、地球の食糧生産量は二百億人まで大丈夫だと大見栄を切ったが、現在では全く通用しない大ボラとされている。
それどころか、いま最大の心配事は昨今の異常気象の影響で、下手をすると西暦二千年には破局を迎えるのではないか、という悲観論さえある。
いずれにしても、二、三十年後には定員オーバー、贅沢ができるのもあとわずかというのが現状である。
ところで、今日の逼迫した人口食糧問題の対策を考える場合、誰しも頭に描くことは人口抑制策としての産児制限であろう。
確かにこれが現代社会で実施しうる唯一の人道的な口減らしの道であるからだ。
この産児制限の出発点となるのが、マルサス流の人口論だ。
人口はネズミ算(等比級数)的に増えるが、食糧は足し算(等差級数)的にしか増えない。
だから、食糧供給的に見合うように人口を抑制すべしというわけ。
マルサスの人口論が生物の繁殖条件(栄養条件)を無視した机上の空論であることはすでに述べたが、実はもう一つ致命的な欠陥があることは余り知られていな
い。
それは人口増加が激しく産児制限がぜひとも必要と思われる低所得社会では全く実施されず、反対に産制の必要性が全くない高所得社会では成功するという皮肉な現象である。
しかし、この場合の成功は、むしろ高所得社会の栄養条件(動蛋食)による出産率の低下と見るべきで、必ずしも産制普及の結果と断定しえないことに注意する必要がある。
なお、妊娠中絶問題については前著『松本英聖・医事論集第二巻』(医学と生命)を参照されたい。
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
動物タンパク質は美味しい
だから、たくさん食べたい
これは動物的本能なのだろうか?
しかし、大病したらこんな肉食は本能では無いと分かる。
元気だから肉食が出来る
が、元気が無いと肉は欲しくなくなる。
じゃあ、元気になるために肉食かい?
となると、どうも違うのだろう。
元気だから肉食でも何でもやって来い!
となるが
元気が無いと処理脳力が落ちるから肉は要らないとなる。
要するに、
肉を食べられる状態は元気だから、元気でない人は肉は要らない、炭水化物なのだ。(笑)
試しに大病して弱っている人に肉食を主食にして与えてみたら如何?
肉食は元気で無いと食べられない(処理できない)
肉で元気になるんじゃ無くて、肉を食べても大丈夫なほど元気なのだね。
今のお年寄りが肉を食べても大丈夫なのは、昔は肉など食べないで素食(炭水化物主の素に近い状態の食べ物)だったからで、基礎を作ったのは肉じゃ無かったのだ余。
少々に臭い(腐りかけた食べ物)がしても食べて大丈夫なのは元気な証拠。でも腐りかけたモノを食べてダメなのは弱っている状態のひと。
あなた、少々の臭くなったり、粘ついた食べ物食べていますか>?
それなら、肉を食べても大丈夫(笑)
カンチガイしているのは「肉は必要」だという思い込み。
だって、「嗜好品」だもんね。酒も人間には必要な要素だと言って、毎日呑んでいる奴と同じ事。(あ、オレのことか)
少々飲んでも食べても大丈夫なのは、人間の異常な丈夫さの恩恵のたまものなのだ。
だが、その恩恵に甘んじているといつか『痛い目に遭うぞ』とは自戒のことば。