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Channel: わたしんちの医学革命と雑多な情報
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薬を食事にする菌。 抗生物質がスーパーバグをたくましく育てるエサ(w¥

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終わりの方に面白い動画を貼り付けました。

変態人で一所懸命生きる!!

 

自称、他称「変人」で生きてきたボクは、中興の祖です。

では元祖は?

いっぱい、たくさん、ゾロゾロ居ます。

しかし、自分にとっては自分が出発点。

だから、本当は変人の元祖と言っても誰も文句は言いません。

文句と言うよりも、無関心なのですが(笑い

 

さて、変態人は21世紀へのパスポート。

日和見菌はいつも後から参加するしかない、特異な位置にあると認識しましょう、変態人。

 

この本の著者もひとりの変態人だったと思います。ただし、20世紀の・・・

 

 

超」細菌の報復---  抗生物質がつくりだすスーパーバグ
発行日  一九九六年八月三〇日
第一刷発行著者 ジェフリー・キャノン

より

一部誤植ありますので本書を読んでください。

 

 

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー

 

294P
   薬を食べるスーパーバグ

 カビは抗生物質を食べて生きている。

これはパート4で述べた。

突然変異細菌もそうすることが可能である。

一九九四年七月、フィラデルフィアの病院医師のチームが、集中治療室に入っている四六歳の女性の尿の中にすべてに耐性のあるフェカーリスレンサ球菌の新株を同定したと報告した。

これはバンコマイシンに耐性をもつように突然変異しただけではない。

それは、増殖のためバンコマイシンに依存するように別の方法で突然変異した。

同じく一九九四年、バンコマイシンを食べるフェシウムレンサ球菌が、イギリスのバーミンガムとカーシャルトンの病院で二人の腎臓病患者の糞便の中に見つかった。

 究極のスーパーバグは全身への抗生物質の使用によって生み出されてきた。

薬を食べる怪物のスーパーバグである。

「バンコマイシン依存は異常な臨床現象である」と研究者たちは冷淡に評した。

それは「病院環境の強烈な抗微生物圧力に適応する細菌微生物の驚くべき能力を示している」と。





297P

17  感染症薬の耐性

   最適のバグが生存する

 細菌は抗生物質が無効になるようにどのようにして薬剤耐性をもつようになるのだろうか。

「非常に簡単に」が簡潔な答である。

ユーモアのある卜-レ・ミドヴェット教授は、ストックホルムのカロリンスカ研究所の彼の研究室で私たちが話しているときに、薬剤耐性は「教会でのアーメン」と同じくらい必然的に抗生物質の使用についてくる、と謎かけをするようなことを言った。

 しかし、この問に対する完全な答を得ようとすると、細動が薬剤に耐性をもつように進化する手段が進化についての新しい洞察を与えてくれるので、私たちが地球上の生物の起源と発生について受け入れ学んできた理論を再び見直すことが必ず必要になる。

 歴史上かつて存在したよりも多くの科学者が今日存在すると言われており、現代科学は私たちの世界を変換させてきた。

それにもかかわらず、驚くべきことに、私たちは物理世界の法則は数百年前に二コレイアス・コペルニクスやアイザック・ニュートンのような偉大な科学者によって確認されたことを全体的に受け入れ、私たちの占める位置や自然界のすべての生物を説明する生物学的世界の基本法則は、一九世紀にとりわけチャール・ズーダーウィンやグレゴール・メンデルによって解明され、生物科学におけるその後の発見すべては彼らのような偉人の肩にかかっていると信じるように育てられてきた。

 特に、私たちは「適者生存」は偶然の問題であると教えられている。

小学校で私は、運動場で優位を占めている少年は、たまたま最大のこぶしをもっているかもっとも鋭いユーモアのセンスをもつ者であると学んだ。

これは、無作為の突然変異の結果として、生物は違った。そして変わっていく環境に生き残り繁栄できるように進化していくという考えを含む、ダーウィンの自然淘汰説とおおざっぱであるが類似したものである。

 その後学校で、私はキリンが長い首をもっているのは、それらがアフリカのサバンナで大きくなっていく散在した木のいちばん上にある枝を食べるからだと教えられた。

そのため、首の短いキリンはすべて絶滅すると。

人類の特徴もこのようにして説明できる。

このように、何百万年も前のある日、霊長類は親指をもって生まれ、この変種はそれが与えてくれた器用さを備えて成長し、この特徴を受け継いだ子孫のそれら、すなわちその種の他者を越える利点である親指をもつ霊長類が最終的に支配者となったのである。

 ダーウィン説はまた、変わっていくか新しい環境において絶滅する種もいれば増えていく種もいる理由をすっきりと説明している。

このように、マンモスは氷河期に適応できなかったために絶滅したことが一般的に認められている。

植物を見つけだすのがより難しくなったとき、小動物がまだ食べるものを十分もっていた一方、マンモスは飢えたのである。

環境変化は「選択的圧力」を引き起こす。

その圧力に耐えるか、それに適応することのできる種やその変種は実際に「適者」となり、そのために生き残り増える。

ダーウィン説は明らかにこの事実に適合する。

それは今まで異論を唱えられたことはなく、生物学者および実際生物科学の基礎を教えられてきたすべての人によって生物の世界についてなされてきた一連の前提の中心である。



● 微生物を含むすべての生物が、自然淘汰という手段によって同様に進化するとすれば、抗生物質治療の結果として、細菌における薬剤耐性の発達はまさに最初から予想可能なものであった。



実際、ペニシリンの開拓者であるアレクサンダー・フレミングと(ワードーフローリーの両名は、その後細菌感染に用いたときに、細菌が薬剤耐性を生み出したことに十分気づいでいた。


 ●一九四四年、フローリーは大腸菌のような細菌種は実際に投薬中に数が増えることに気づいた。

彼は、いくつかの例において、耐性細菌を征服するために比較的大量のペニシリンが必要だったことを観察した。

そして、そのうち、ペニシリンが細菌感染に対する効力を失っていくことを恐れた。



 フレミングとフローリーのした仮定は、一九四〇年代から五〇年代後半までのすべての微生物学者がしたように、細菌は、キリン、マンモス、そして実際人類のような、無数の細胞からできている真核生物種とまさに同様に単細胞の原核生物種の進化を支配する(あるいはそう考えられていた)というダーウィンの原則に正確に従って、薬剤に耐性をもつように進化するというものである。

 私たちと細菌との一つの明らかな違いは、細菌が非常に小さいことである。

人すべてにとっては、何兆もの細菌は、与えられたどの空間にもうまく入っていくことができる。

結局、単に何十億といういかなる集団においても、なんらかの偶然による突然変異が新しい環境にたまたま遺伝的に適合するようになるという理由で、細菌は変わった環境に直面しても比較的非常に適応可能なのである。

選択的圧力下では、マンモスのような身体の大きな種は絶滅し、そうでなくとも、気候が異なると人の皮膚の色が明るかったり暗かったり
するように、ふさわしい特徴をもつように進化するまでには何千年もかかる。

しかし、顕微鏡でしか見えない種は何日間かで適応した集団に進化する。

 その著『偶然と必然』で、当時パリのバストゥール研究所所長であった故ジャックーモノー教授は次のように説明している。





 個別のものとみなされている突然変異はすべて非常に珍しい現象である。

細菌に関しては……その機能上の特性に大きな影響を及ぼしている突然変異を受けるある遺伝子の可能性は、一〇〇万に一つから一億に一つという大きさである。

しかし、数百億の細胞の一群が数ミリリットルの水の中で発達することができるのである。

その規模の群においては、おそらくなんらかのある突然変異の一〇か一〇〇か一〇〇〇の例、そしておそらくすべての種類についての一〇万か一〇〇万の突然変異が生じる……。

そんなに大きな群においては、突然変異は例外ではない。

それは原則である。


 

 この理由のためだけであるとすれば、抗生物質使用後の細菌における薬剤耐性の発達は、菌交代症がそうであるように必然的なものである。

マンモスは氷河期に生き残ることができなかった。

しかし、化学的な激変に直面すると、ある抗生物質によって標的とされた種の一〇〇万か一億の細菌群において、たまたま自然に薬剤耐性をもつようになった一個の細菌は、生き残り、増えるだろう。

そしてこの突然変異株は、環境の力によってその後優勢種となる。




ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー

 

薬が血液中の毒素となり、細胞に染みこんで毒素は溜まり続ける。

すると、それをエサにする細菌が発生して繁殖する。

食うだけ食って繁殖しながら死滅して逝くのだが、それは毒素とともにだ・・・・

シェーン、カムバック~~~

じゃないのだ。毒素と戻ってくるな~~~

なのだ。

でRからして、バイ菌(病原菌の蔑称)はじつに有難いものでア~~ル。

それをバカな医学者達が、菌が悪いと言って抗生物質を発明じゃない、偶然に!発見したときから抗生物質と菌の闘いが始まったのでR。

そして現代、途中20年前のこの本の警告通り、菌は抗生物質に打ち勝った。

すでの負けていたのだが・・・

当たり前だのクラッカー!

 

だって、クラッカー(抗生物質)をエサにされたんじゃ~~♪ 

こうして、抗生物質で益々強くなって帰ってきたシェーンは『スーパー』という冠をかぶって、いまやスーパーマン対バットマン対スーパーバグの闘いという映画まで登場することのなった。

あ、これは未来予測¥

 

 

これは抗生物質だけに限らない。じつはすべての薬剤がおなじ運命にあるのだが・・・

それを今言っても、「し~~じられな~~~い♪」というbaka友の黄色いさけびごえにかき消されて、聞く耳が無い堕郎・・・

 

だが、変態人なら聞き逃すことはない堕郎。

 

21世紀は変態人でないとね。

 

 

【動画】未来の子どもにつなぐ古くて新しい食と社会の大事な話3ディスカッション


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