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Channel: わたしんちの医学革命と雑多な情報
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女性編 医者が患者をだますとき5 医学の進歩という幻想

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この現実世界は幻想だとよく言われるが、実際の体験感覚は完全なる実体験という感覚だ。

このなかで実はすべては幻想だなどと理屈では納得できたとしても、いきなり殴られたり、崖から落ちたりすれば怪我をするし死んだりもする。

この死も幻想だというが我々は超リアルな現実感に圧倒される。

当然のことながら、病気にもなる。重度な病気で痲痺したままとか半身不随とか苦痛が持続したり、アトピー性皮膚炎のように長い間強い痒みで死ぬほどつらい、いや死んだ方が楽だと思うような苦痛を味わう。

それでもこれは幻想だと断言出来る人はそう多くは無いだろう。相当の覚者でも実際に病気苦痛を味わうし、叩かれれば痛いはずだ。

その幻想のなかでさらに世界中の大多数の人が幻想にはまってきた。

それが医学は進歩しているという幻想なのだというロバート・メンデルソン医博だが、僕もど素人ながらも共感共鳴している。

というよりも、むしろ僕の思いをこの医博の主張にゆだねていると行った方が良いかも知れない。
つまりぶっちゃけた話、「医博」という権威と理路整然とした論(智慧)を拝借して、僕の主張を通そうとするわけなのだ(苦笑)

 

TITLE:女性篇  「医者が患者をだますとき」より 賢い女性たちに捧げます

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー

「医学の進歩」という幻想

 医者は医療技術の進歩について誇らしげに語るのが大好きだ。話題にのぼるのは、特効薬、高度な手術、最先端のCTスキャン、分娩監視装置、心電計、脳波計、レントゲン撮影装置などである。

 しかし、年間何千億ドルもの国民医療費を拠出してきた結果、一体どういう効果があったと言えるのだろうか。これまで医学教育に何年間も投資し、病院などの医療機関が何億ドルもの設備投資をおこない、数々の高度医療機器に代表される医学の進歩によって、はたして人びとの健康増進に貢献したと言えるのだろうか。


 この間題を論じるには、百年前と現在の死亡率の比較がもっともわかりやすい指標になる。この百年間で衛生状態と栄養状態の改善、豊かな社会に伴う清潔な生活環境、マラリアやチフスの撲滅といった疫学の快挙によって多くの人命が救われたことを除けば、「医学の進歩」についての医者の自慢話には根拠がない。


 新しい医療技術、薬、手術が開発される前と今をくらべると、国民の健康状態はむしろ今のほうが悪くなっている。国民医療費が高騰し、医者と病院のベッドの数が増えたにもかかわらず、あるいはだからこそ、アメリカ人は他の先進国の国民にくらべて健康状態が悪いのである。




 世間の人びとが見てきたのは医学の進歩ではなく、医学の進歩という幻想なのである。


新たに開発された医療処置が、のちに病気を引き起こす。そしてそのたびに、さらに新しい医療処置が開発される。その繰り返しである。いわゆる「医学の進歩」 の大半は、有害な医療処置が別の有害な医療処置を生み出してきたというだけなのだ。


 この数十年間に過激な薬物療法や手術などの医療処置がいくつも開発され、その多くが女性に押しつけられてきた。私はそれらの医療処置の効果に対して疑問を抱いているが、その疑問はそれぞれの医療処置の長期的作用が表面化するまで解明されないだろう。

 医者が勧める毒性の強い処方薬を飲み、根治的手術と称する過激な手術を受け、不要な放射線を浴びたために死んでいった患者が、治った患者よりも多いことについては十分な証拠がある。

しかし、それは始まりにすぎない。

潜在的な医療被害の多くが表面化するのは、これから何年も先のことになるだろう。




 前著の刊行からの二年間で、数々の重大な変化を示唆する医療改革がアメリカ医学界の代表的機関によって発表され、期待できる兆しが現れた。その例をいくつか紹介しよう。

・アメリカ医師会は定期健康診断を国民に推奨してきたが、それを撤回した。定期健康診断は、病気を発見するよりつくり出していることのほうが多いというのがわたしのかねてからの主張である。
 さらに、同医師会は倫理規定を改正し、医者同士が互いの医療ミスをかばい合うことをやめ、同僚の不正医療に気づいたときは率先して報告するよう要請した。同医師会が発足して以来の快挙である。アメリカがん学会は、乳がんを発見するためおこなわれてきたマンモグラフィー(乳房レントゲン撮影法)がしばしば不要な手術の原因となヶ、がんを発見するよりむしろつくり出す作業になっているという事実を、遅ればせながらようやく認めた。
 また、子宮がん検診で必ずおこなわれている細胞診も特別な必要性がないかぎり、以前のように推 奨しないことを決定した。

・国立衛生研究所は、前回帝王切開で出産した女性はそれ以降の出産でもすべてこの有害な方法で出産しなければならないという産科の固定観念を排除した。

・アメリカ食品医薬品局(FDA) は二十年近く遅れてようやく約三〇〇〇種類の薬を市場から回収すると発表した。
なぜか? 
国民がそれらの薬に何億ドルも出費してきたにもかかわらず、製薬会社はいまだにその有効性を証明できないからである。


 テレビやラジオの記者たちは、以上の改革は前著での告発がきっかけになったのだから、「あなたの功績ですよ」と言ってくれる。前著を書いたことで見当違いな批判をいやというほど聞かされたわたしにしてみると、そう言われることはたしかに光栄である。

(中略)

 しかし、わたしはその功績を受け入れる前に検証しておきたいことがある。

医学界の指導者たちが発表しているそれらの医療改革が、はたして現場の医者のレベルにまで浸透しているかどうかだ。

わたしはそれを疑わしく思っている。

医学界が危険で不要な医療処置を自主的に取りやめるのは、さらに危険で不要な医療処置に取って代わられる場合に限られるからだ。

 アメリカ医師会、アメリカがん学会、国立衛生研究所、アメリカ産科婦人科学会、アメリカ食品医薬品局が宣言した医療改革に前進が見られないわけではない。わたしはそれについては一定の評価をしている。もしこれらの機関が新しい規則を順守するのであれば、国民は今までのように医療被害にあう可能性は低くなるだろう。しかし、口先だけで実行が伴わなければ何の意味もない。

 医学界の指導者たちの宣言を現場の医者が実践しているという確証が得られるまで、わたしは気をゆるめるわけにはいかない。


ーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー

この本はかなり前の本だが、ようやく今頃になって日の目を見るのだろうか。
それほど、民衆の意識は目覚めが遅かったのだがこれも時期というものだ。

時節には神も適わぬゾよ (さすがのうしとらのこんじん様も時には敵わんYと言っている)

そのアメリカでも医療費の莫大な無駄な出費が目につき、医療費を削るために「無駄な医療」というものを洗い出させる事になったようだ。

それが「絶対受けたくない無駄な医療」に書かれているようだが、これはホンノ始まりに過ぎない。まず各部門から小出しに5項目ずつ出させたら「とりあえず、これだけは要らない」というものだが、それだけでも世人は驚いている。

が、こんな氷山の一角で驚いているんじゃ先が心配停止だな。

驚きなど通り越して逝ってしまうんじゃないかという心配だ。

あ、ワシが逝ってしまう? (苦笑

しかし、これはアメリカばかりの話じゃ無い。

今の医療先進国と言われ、薬大好き世界一の酷民を有する

我がニッポン!アチャチャ〜♪にこそ当てはまる現実駄郎。

 

 

 


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