日本の医師達はもちろん読んでおかないと近い将来、公開しますよアナタ(笑)
まあ、後悔先にたたず。公開後に後悔して狡獪して「じつはワタシも知ってたんですけどねえ〜」と平気で言い放つのだなニッポン人。
自由平等だの民主主義だの戦後になって急に方向転換した彷徨民族だから、こんなこと知ってたとうそぶくのもイイデショ。
本書は僕も読んでいないのです(爆
でも、解説を読んで納得する(のは、映画の予告編みて激しく感動して泣いているのと似ているかな?)のですが、こういう事ですよ。
もちろん、独善的解説ですが。
「伝染病」(感染症)はなぜ起こるか?
それは自然界の微生物(ウイルスも含め)に手助けされて、身体のお掃除をするものです。
病原性細菌、病原性ウイルスはその役目をしているわけです。
要はアンタの身体の方に原因があるからですよ。その原因を他人のせいにしたのが今の医学というだけのこと。
抗生物質が細菌をやっつけて感染症を激減したという話も眉唾だと今はわかってきましたし。
むしろ、この薬剤が耐性菌を育てて強力にして来た張本人(ひとで無いか)ですよ。
それを世界の超愚(バカ以上の意味)医学者達が勘違いして、病の原因だとして来たことですよ。
それを強力に支援して祭り上げてきたのが一般人民というわけで、結局はアナタのおじいさんやおばあさん、いやもっと昔のご先祖さん達も含めて、お父さんお母さん、そしてアナタというわけですね。
どうです。お怒りになりましたか?
怒ったら、その勢いで読みましょうね、この本。
もちろん、医者でも知らないでしょ。
知ってたら今のような医療は出来ないことになりますからね。
自分たちがやって来たことは医者だけに責任を押し付けるのは止めようね。
支えてきたのは自分たちだったんだから。
東条さんだけに責任押し付けて、「じつは私たちはだまされて痛んだ」などと、口が裂けても言わないでね。(あ、口が裂けたら物が言えないか・・・)
ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー
http://hon.bunshun.jp/articles/-/2308
解説「不在」による病い
『寄生虫なき病』 (モイセズ・ベラスケス=マノフ 著 赤根洋子 訳)
福岡 伸一Shinichi Fukuoka|生物学者
2014.03.24 07:30
寄生者を駆逐したことで我々が支払っている代償の決定版的解説書
本書(原題は、an epidemic of absence― まさに「不在」による病い)は、科学ジャーナリストによる一般向けのサイエンス本だが、専門家でも驚くほど、広汎・詳細に「不在の病い」、つまり寄生者や常在菌がいなくなることによって、逆に引き起こされる異常事態、について現在解明されつつあることを調べ尽くし、緻密なまでに分析・議論している。つまりこれを読めば必要なことがすべて把握できる、現時点での決定版的解説書であるといえる。
内容は複雑多岐に渡りながらも、文章自体はたいへん読みやすい(訳者の力によるところが非常に大きいと思える)。寄生虫にはじまり、自己免疫疾患、アレルギー、アトピーなど現代病としてクローズアップされている疾患や、ピロリ菌などについても広く射程を伸ばしている。ひょっとして私自身をはじめ、今日多くの人々を悩ますスギ花粉症も、スギ花粉の「存在」だけが原因ではない可能性がある。何らかの「不在」によって、私たちの免疫系が過敏になりすぎているのかもしれないというのだ。
その意味で本書は、生物学の大きなテーマが「存在」から「不在」へと舵を切らざるを得なくなっているというパラダイムシフトを、有無を言わさぬ膨大な例証によって突き付けているともいえる。
思えば近代の科学、とくに生物学と基礎医学の発見の核心は、常に真犯人の「存在」を突き止めることにあった。
19世紀ロンドンでのコレラ大流行の原因が、飲み水にあるということを看破した町医者がいた。それまでは、コレラの原因は瘴気、すなわち悪い空気だと噂されていたのを、史上初めての疫学的な調査で覆したのだ。彼の名はジョン・スノー。
19世紀末から20世紀にかけて微生物学と顕微鏡技術が発展し、病気の真犯人として病原体の「存在」が確定されるようになった。それは華々しい科学の幕開けであり、スノーの調査はそのさきがけともいえるものだった。
解説 福岡伸一氏(生物学者)
私は若い頃『微生物の狩人』(邦訳:岩波文庫)という本を興奮しながら読んだ。それはまさに、数々の病気の真犯人として「病原体」を追い求め、突き止めた偉人たちの輝かしい列伝だった。パスツール、コッホ、ロスとグラッシ……。コレラ菌、結核菌、赤痢菌、梅毒スピロヘータ、マラリア原虫など、目には見えないが、恐ろしい原因菌が次々と検挙されていった。ちなみに『微生物の狩人』を書いたポール・ド・クライフは、ロックフェラー研究所(現在、私が研究留学しているロックフェラー大学の前身)に所属していた研究者で、後に科学作家となった人物である。
ターゲットがよりミクロなウイルスに移行しても、真犯人としての病原体の存在を突き止める、という科学的アプローチはそのままだった。むしろ先鋭化し、発見競争も激化した。ひとつひとつの研究の背景には研究者たちのドラマがあり、光と影がある。エイズウイルス(HIV)をめぐる先陣争い、なかなか正体がつかめなかったC型肝炎ウイルスの発見、いまだ多くの謎に包まれたタンパク性病原体プリオン……。
病原体の大きさや特性では、つぎつぎと新しい役者が登場し続ける。だが、それが病気を引き起こす真犯人であり、その存在を突き止めることこそが、病気の解明、ひいては病気の治療法や特効薬の開発につながることは疑問の余地がない。このパラダイムはずっと近代の科学研究を支配し続けてきた。
コペルニクス的転換が起こっている
ところが21世紀の今、天動説が地動説によって覆されたような、コペルニクス的転換が生物学の最前線で起きているのである。
先日、世界的な科学論文誌『サイエンス』が2013年の10大科学ニュースを発表した。
そこには時代の最先端を行く、ガンの免疫治療、遺伝子工学の新技術、脳内の可視化、再生医療、コンピュータによるワクチン設計など、新機軸が並んでいたが、私は(治療やテクノロジーの進歩より以上に)科学が本来果たすべき発見、――自然のダイナミズムのほんとうの姿を明らかにすること――の方に注目した。10大ニュースの中に、次のような一項目があったのである。「あなたの微生物は、あなたの健康を支配する」。“あなたの微生物”とは一体どういう意味だろう。
それは、私たちの消化管内に棲息する腸内細菌のことだった。
消化管は、身体の「中」にあるようでいて、実は「外」である。人間の身体はぐっと単純化すると、ちくわのようなもので(こういう概念化をトポロジー的思考というのだが)、消化管はちくわの穴。口と肛門で外界と通じていて、消化管の表面は皮膚が内側に入り込んだものに過ぎない。だから消化管壁は、皮膚とまったく同じく、外界との最前線にある。この消化管、表面は細かいヒダがリアス式海岸のように入り組んだ構造をしており、これを無理矢理全部ひろげてみると約100平方メートル、ちょっとした億ションなみの広さとなる。なぜこんなに広いのか。それは、ここで面積をかせいで外界とやりとりをしているから。やりとりをしているのは物質的なこと――栄養素の消化・吸収――だけではなく、情報のやりとりもしている。ここが重要なポイントなのだ。皮膚が、触覚や痛覚や温度感覚、圧など外界の情報を敏感に察知するのと全く同じである。この消化管における外界との相互作用が健康の維持にとても大事であることがわかってきたのだ。
実はここに隠れた役者が介在している。この100平方メートルの消化管表面にびっしりと腸内細菌が棲みついているのである。
昔から腸内細菌が存在していることはわかっていたが、ほとんどの研究者はそれほど気に留めていなかった。腸内細菌は寄生者――人に重大な害をおよぼすことはなく、栄養の一部をかすめ取っている便乗者――、としか考えていなかったからである。もうひとつ研究者が無関心だった理由は、その実態がよくわからなかったからだった。人間の消化管内は酸素が少なく、そんな環境でも生育可能な嫌気性細菌は、外に出して酸素がある状態、好気的環境におくとたちまち死滅してしまうので、培養することができず、どんな細菌がどれくらい存在するのか――ましてや、どんな細菌が存在して“いない”のか――、研究がなかなか進まなかったのである。
次々ともたらされる発見
『サイエンス』誌の記事にはこんな例が記載されていた。クワシオコアという栄養失調症がある。やせ細るのに、肝臓が肥大してお腹だけが膨れてくる。アフリカ・マラウイの飢餓地帯に多発する。研究者はある双生児に着目した。同じ遺伝子を持ち、同じ栄養状態にあるのに、一方は健康、他方はクワシオコアを発症していた。研究者は腸内細菌に差があることを見つけた。発症した子どもの腸内細菌は十分繁茂していなかったのである。腸内細菌がちゃんとしていれば、まずしい食材であっても、それを代謝し、宿主を助けてくれるのだ。これは病気の原因が、微生物の「存在」ではなく、むしろ「非存在」によってもたらされていることを示す、新しい発見である。
こんな例もある。消化管が繰り返し炎症を起こす病気がある。クローン病がそうだ。長い間、科学者はその原因菌を特定しようと研究を進めていた。ところが最近、意外な事実が判明した。クローン病患者の消化管には特定の病原菌がいるのではなく、ありふれた腸内細菌のひとつクロストリジウム属菌が少なくなっていたのだ。
これは本書にもあるように、日本の新(あたらし)博士と本田博士の研究である。抗生物質バンコマイシンを使いすぎると腸内細菌のうちクロストリジウム属が減る。するとレギュラトリーT細胞の数ががくんと減ることが示された。レギュラトリーT細胞はアレルギー疾患や自己免疫疾患を防ぐ働きをしている。クローン病発症の鍵もここにある。
ちょうどそんな時、次のような科学ニュースを目にした。病気を治そうとして服用した抗生物質が、実は別の病気を悪化させてしまう可能性があるというのだ。
筑波大の渋谷彰教授らの研究チームは、感染症の治療に一般的に使われる複数の抗生物質をマウスに与えた。抗生物質の服用は、種類や量によって、乳酸菌などの善玉菌を大幅に減少させる。その反作用として、それまで善玉菌によって勢力を抑えられていたカンジダが異常に増大した。カンジダは真菌というカビの一種。抗生物質は効かない。増大したカンジダはある種の生理活性物質を生産する。この物質が血液によって肺に運ばれると、肺の中で免疫細胞を活性化、その数が増えすぎて、ぜんそくの炎症を悪化させていたのである(米科学誌『セル・ホスト&マイクローブ』)。
これもまた存在ではなく、「不在」が病気をもたらす、もしくは悪化させるというケースである。
ある問題意識を喚起されると、次々に関連情報と出会う。そんなことはよくあることだが、この「不在」による病気、という問題についてはますますその重要性が高まりつつあるように思える。
すべての人にとって「すぐそこにある危機」
この「不在」に気づくことができるようになったのは、やはり科学の進歩によるところが大きかった。ここ数年、DNA解析技術がスピードとデータベースの点で、長足の進歩を遂げたのである。
腸からの排泄物、つまりウンチのDNAを解析し、その中から自分自身のDNAを引き算した残りは、腸内細菌のDNA情報となる。その結果、ヒトの消化管内にはおよそ100兆匹の腸内細菌が棲みついているとわかっている。この数はヒト自身の細胞数60兆個を遥かに凌駕している。種類は1万種。しかしランダムに雑多な菌がいるわけではない。限られた系統の菌だけが選抜されて定着しているのである。
当然のことながら細菌はヒトが誕生するよりもずっと前から地球上にいた。ヒトは進んで先住者たちを外界とのインターフェイスである消化管内の同居人として迎えることによって、環境との付き合い方の平衡点を見いだすことを選んだといえる。私が、生命の本質を「動的平衡」と見ているのは、まさにこのようなダイナミックな相互作用のことである。
これら一連の研究結果が意味していることはなんだろうか。細菌の存在が病気をもたらす。これがこれまでの医学の常識だった。ところが事実は逆だったのだ。細菌の“非存在”こそが病気をもたらす。そして有用な細菌を駆逐しているのは、抗生物質の濫用など、過剰な医療行為の結果、あるいは行き過ぎた清潔幻想であるかもしれないのだ。
この解説では腸内細菌のことを中心に紹介したが、もちろん事態はそれだけにとどまらない。
本書の特筆すべきところは、それぞれ異なる分野の専門家が密かに予想して恐れていたはずのこと――つまり「不在」の影響は互いに影響しあって、さらに複雑な問題を連鎖的・相乗的に引き起こすであろうこと――を横断的に調べ尽くし、その全貌を浮かび上がらせていることである。
著者 モイセズ・ベラスケス=マノフ氏
それは筆者自身が、自己免疫疾患患者として自分の身体に起こっていることを理解したいという切実なまでの当事者意識があるからに他ならない。それがたぐいまれな機動力として筆致に溢れている。
「不在」は、われわれの身体が本来的に持っていたダイナミックなバランス、つまり動的平衡を深刻なまでに乱し、揺るがせているのだ。
今後ますます、我々の生活の中で顕在化してくるであろう「不在による病い」。これはきわめて今日的な病いであり、すべての人の健康にとってすぐそこにある危機に他ならない。本書は、この重大なテーマを余すところなく詳述し、私たちの清潔幻想に警鐘を鳴らすたいへんな問題作だといえよう。
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
人類は自らをだます。
かくしてそこに登場するのが詐欺師達だが。
この詐欺師達にはそのような痔核、あ、自覚はまったくない。
彼らは時代を超えて存続する。
時にはだます側に
時にはだまされる側に
かくして輪廻の糸車が回り続けてきた
が、時が来た。
転換の時だ。
そのとき、登場するのが鷺師を超えた鷺師た。
まあ、泥坊をやっていた者が回心して、泥坊から家を護る」などという本を出版するようなものだろろう。(爆)
したがって、彼らから見たら今の泥坊などちゃんちゃらおかしく見える。
だって、手口はすべてお見通しだからだ。
いくら騙しのテクニックが進んでも本質は変わらないからだ。
すぐに見破ることができる。
スリには往年活躍したスリが対応すれば一発で見分けられるというものだ。
それが今の時代に登場している西洋医学批判者たちのうちで、専門家と言われる人たちだ。
なかには非専門家もいて、自分ではいっさいの権威も無し、金も女もいらない(無いだけだろ!)、知識も無い(頭わるいだけだろ!)・・・ナイナイづくしだが呑む方は長けている。
なんだオレのことかい?
そういうど素人でも
本質を知れば、嘘は簡単に見分けられるから差ほど専門知識などいらなくなるのだ。
そういう相棒輩を作るために
「おい、ヒマか?」 (相棒)
をもっともっとモット〜に
himaari倶楽部なるものを立ち上げた。
だが、入部する者が少なくて立ち往生しているというウワサだ・・・
あれ、変なところに。
まあ上記の本読まなくても、原理原則が分かればよいのですよ。
感染症は強力な微生物の協力を得て体内汚物毒素のお掃除の形なんだ。
という事を知ればね。
腐敗菌、発酵菌の役割で不要、有用と決めつけるのは人間。
人間は誰も悪くない。だから菌やウイルスが悪いんだ。と決めつけたのが医学者達とわれら人類たち。
何度も書いたから、考えなくても指が動くな・・ アホ