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Channel: わたしんちの医学革命と雑多な情報
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「生命の起源論」そして「自然発生」1

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ウイルヒョウとか言う、ワタシのあずかり知らない人物がどうやら今の医学に暗い影を落としているようですね。

細胞は細胞より生ず

という事を唱えたそうですが、これが今の医学の土台となっているそうですよ。マッタク(って、解ってんのかい?)

ところが、この毒魔、いやドグマ、癌問題が解決されない元凶?になっているようですよ。マッタク!

まあ、どういう事かはよく読んでセルフサービスでよろしく。

現代医学の盲点をするどく突く快心の記事ですから、そこのところはよろしく。

(って、オマエ解ってんのかい?)

 

それはともかくと致しまして・・・

先回は医学、生物学のセントラル・ドグマとやらに迫る記事で癌について基礎的な面についてでした。

よくお解りだったでしょうか? ( オマエの方に聞きたいよっていうツッコミは止めてね)

 

つづきです。

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー

 


  241P
     (2)生命の起源論
 
   オパ-リンの物質進化

 では、最初のDNAは何処からきたか、という問題になると、それは生命の起源論ということになります。

さて、生命の起源論を最初に提起したのはオパーリンです。

今世紀の前半(一九二〇年頃) にオパーリンの生命の起源論が出てきます。
オパーリンはこれを物質進化と名付けましたが、最近は化学進化と言っています。
つまり地球の創生期に単純な無機質から、まず簡単な有機物(炭化水素やアンモニアなど)が出来て、それ等が結合してやや複雑なアミノ酸となる。
さらにそれらが集まって高分子(有機物)となり、細胞構造に発展するという筋書きです。

 従って、生命の起源論から見ると、まず最初に蛋白質が出来、次にRNA、最後にDNAが出来る順序になるわけで、これはセントラル・ドグマとは正反対のプロセスです。
何故逆さまになるかと言えば、元を糾せば蛋白質が出発点であるのに、セントラル・ドグマは、それを無視して最後に出現したDNAを出発点とするからです。
つまり、セントラル・ドグマは原因(生命の起源)を無視した結果論だということです。
これでは生命を見失うのは当然でしょう。




   天地創造説、天来説、自然発生説

 話は前後しますが、最初の生命が何処から来たか、ということについては三つの考え方があります。
一つは聖書にあるように神の創造説です。
次は天体説です。
これは、何処かの天体から胚種が飛んで来たという考え方で、現在ではUFO説等も出ています。
目本民族は天孫民族で天から天降ったという思想がかってありましたが、要するに天来説です。
仮りに天来説を採るにしても、しからばその最初の生命は何処で生まれたか、ということになると、、神の創造か、さもなければ何処かの天体で自然発生した、ということに帰着にします。
三つ目は自然発生説で、オパーリンの生命の起源論は自然発生説です。
なお宗教的に見ると、一般に汎神論の地域(東洋や日本)では自然発生説が受け入れやすいようです。



242P
   自然発生の否定 - パスツール

 生命の自然発生を否定したのは有名なパスツールですが、ここで一つの疑問が出て来ままそれは現代の生命の起源論は自然発生説を説きながら、一方では生命の自然発生説を否定しているという矛盾で彗一方で自然発生と言い、その舌が乾かぬうちに自然発生はしない、と言うわけですから、訳が分かりません。
この問題は後でもう一度取り上げますので、ひとまず話を先に進めて生命の人工合成について垣間見て置きましょう。

 生命の人工合成を最初に手掛けたのはオパーリンです。
彼は実験室という一定の条件下で、単純なコロイドが集まって高分子系のコロイドの塊になることを明らかにして、これをコアセルベートと名付けました。
これは細胞とは程遠いものですが、化学的操作だけで細胞様の高分子系物質が出来ることを明らかにして、生命の自然発生説を世界的に確立したわけです。
現在では、さらにこれを押し進めて、海水の中でマリグラミールと名付けられた細胞様のものが作られていままこれはオパーリンのものより数段進んだもので、簡単な物質代謝の真似事をやりままこれも物質代謝そのものではありませんが、外部から物を取り入れたり、外へ出したりするのです。
これが発展すると「食機能」になるわけですが、未だそこまでは行っていません。

 このような高分子系をオパーリンは、前細胞系(プロテノイド)と名付けています。
物質代謝を営む蛋白質という程の意味です。
その次の段階は疑細胞系です。
これは生物の基本条件の一つである自己増殖能を持つもので、未だ出来ておりませんが、この段階まで進化したものを、オパーリンはプロトビオントと名付けています。
疑細胞系になると、DNAが出現し、さらに進化するとバクテリアが出てくるわけですが、その前にウィルスの段階があります。
これは物質と生物との中間段階で自己増殖機能を持ったものです。
つまりDNAの塊と考えたらよいでしょう。


それから、もう一つ重要な物質はATPです。
これはエネルギーの缶詰のような物質で、これがなければ物質代謝も出来なければ、生殖機能も営めませんから、生命活動の基本的な物質です。

 以上を纏めると、生命の基本物質は、①蛋白質②ATP ③核酸DNA ④細胞膜 ーー の四点セットで、どれ一つ欠けても生命活動は出来ません。
余談になりますが、今私たちの細胞内でATPをこしらえている小器官をミトコンドリアと言いますが、その振舞いはバクテリアそっくりです。
そこで最近ではバクテリア=ミトコンドリアという説が有力になっています。
 つまり太古のバクテリアがミトコンドリアとして我々の細胞内で共生しているという考え方です。
それを裏付ける根拠の一つがミトコンドリアの中でATP合成に関与しているチトクロームという呼吸酸素です。

 このチトクロームは、バクテリアから人間に到るまで全生物に共通して存在しています。
そこでチトクロームの側鎖(蛋白質の鎖)を調べると、人間と猿、猿と兎、トカゲと蛙…‥等の違いを正確に調べることが出来ます。
この方法でバクテリアから人間迄の進化の足取りを調べる分野が分子進化学です。
分子進化学で調べ上げた進化の系統樹は、化石や骨で調べた従来の化石進化学の系統樹と全く同じです。

 こうしたことから、現在の進化論は、分子進化学と化石進化学が一体になって進んでおり、その宿方三十数億年の生命進化の足取りが次第に明らかになってきました。

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 なお、化学進化以降の生物進化は《原核生物(バクテリア) ↓ 真核生物(単細胞生物・アミーバ等) ↓ 多細胞生物》という発展段階を経て、今日の百五十万種の生物に進化したと考えられています。

ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー

 

少しは解説もしたいのですが

なにしろ、お盆で忙しくて・・・・

 

 

 


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