途中で投げ出してしまう中途半端な性格は治るのでしょうか?
それはアンタ次第さ
でも生きている間に、どうにか出来るようなものでは・・?
さあねえ~~~
ところで、途中で投げ出していたと思われる (意識がない、憶えていない)
悪を憎むな、悪を愛せよという思想から、悪(病気)の正体を知るのつづきです。(もし投稿済みだったらお許しを)
松本英聖著 「医学と生命」 第一部
より
ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー
29P
ローマは食毒で滅んだ
〝ロ―マを滅ぼしたのはローマ風呂″という警告があるが、当時の贅沢三昧な世相をよく表わしている。
有名な文明史家シゲリストは、ローマ時代には、古代の世界からあらゆる珍味が輸入され、正式の食事メニューは《前菜、アントレ-三皿、焼肉二皿、デザー卜七皿》と記しているから、現代人顔負けの〝美食飽食″だ。
この反自然的生活によってローマ人達の体内に大量の食毒(とくに肉毒)が蓄積され、それが飽和点に達した時、その歪みを正すための社会的大浄化作用としてペストが発生して、ローマは滅んだ。
大事なことは、ペストは結果であって、原因はローマ人の反自然的生活にあったのである。
かって、ローマの建設時代、彼等は〝質実剛健″をモットーとし、頭領の大カトーは常々〝自然に還れ!″と大号令した。だが、大ローマ帝国の出現と共にその美風は忘れ去られてしまった。
ローマの爛熟期、憂国の詩人ルクレティウスは美食飽食に明け暮れる軽佻浮薄な当時の社会風潮を慨嘆して「人間が大自然の恵みを、敬虔な祈りを捧げて食べていた古き良き太古の時代こそ、人間は本当に健康で幸せであった……」と謳い上げた。
その昔、ギリシャの哲人ソクラテスは「ローマ人は、豚肉を喰うから必ず滅びる」と予言したが、その言葉は五百生後に見事に的中した。またグイオジーニスは精強を誇ったローマ兵が軟弱化する姿を見て、「生や豚を喰うからだ」と指摘したと伝えられる。
〝奢れる平家、久しからず″
ローマ人の天を恐れぬ傍若無人な反自然的生活は、武力で他民族を征服し収奪した虚構の豊かさであり、何れは破綻する運命にあったが、暖衣飽食に溺れたローマ人は、それに気付かず、栄耀栄華の夢を追った。それが人間の宿業であろう。
このローマ人の救い難い生活の歪みを一挙に是正するための社会的大浄化作用がペスト禍であって、それはローマ人自身が招いた人災である。この真理に目醒め、反自然的生活を改めて禍根を絶つことがヒポクラテス医学の神髄である。
前者『松木英聖医事論集第一巻』(食と生命)で紹介したアメリカの『食事目標』は、このことに気付き〝美食飽食″を慎み、〝素食に帰れ″と勧告した。果たして、〝先進国民はこの勧告を素直に受け入れ、各自の自覚で食事改善に踏み切れるであろうか。日本を含めて西欧社会の命運はこの一点に掛っている、と申し上げて置く。
31P
美食は人口を減らす
民族の消長と食生活の関係について真正面から取り組んだのは、かって国連世界農業機構の理事長であり、人口食糧問題の世界的権威として知られたカストロ博士(ブラジル大学栄養研究所長)である。
同博士は、世界各国民の食生活と出産率との関係について大規模な疫学的調査を行ない、次の結論を得た。
動物性蛋白質(肉・魚・卵・生乳)を豊富に摂っている豊かな国民ほど出産率が低く、その反対に粗末な澱粉食(素食)を常食としている貧しい民族ほど出産率が高い、という事実である。
この事実はスロネーカー(生物学者)が行った次の実験によって生物学的にも裏付けられた。
彼はネズミを幾つかのグループに分け、蛋白質をさまざまな割合で混ぜた餌をこしらえ、A群にはAの餌という具合にして飼育、六世代にわたって繁殖率を調べた。その結果、蛋白質の摂取量が増えるにつれて、ネズミの繁殖率(受胎率や胎児数)が次第に減る事実が明らかになった。
この実験は、ネズミの繁殖が、謂わゆるネズミ算式に増えず、繁殖率が、栄養条件(餌の質)によって変わることを示すものであって、マルサス流の人口論は、この事実(栄養条件)を無視した机上の空論であることが分かるであろう。
また、アメリカのマク・ケイ教授(コーネル大学動物研)は、ネズミを使って飼育実験を行ない、解剖して健康状態を調べた。
すると蛋白質の多い餌を腹一杯食べさせたネズミは発育がよく、色艶もあって、見るからに健康そうに見えたが、間もなく腎臓硬化その他の病気に罹って早死にした。
一方、普通の餌を死なない程度に減らして与えたネズミは発育が遅く、見るからに貧弱そうに見えたが、寿命が長く、最高記録は通常のネズミの二倍半近くも長生きした。
しかも彼らは耐久力があり、老化が遅く、バイ菌を植え付けてもビクともしない抵抗力を示した。矢追秀武博士(元東大教授)も同様な実験を試み、素食少食は、体質を強め、丈夫で長生きすることを確かめている。
高名な杉靖三郎博士(筑波大学名誉教授)も同様な実験を行ない、ネズミの体力が強くなることを確認すると共に
「戦時中の食糧事情が悪かった頃、日本人はみな痩せ細り、栄養不良で病気に罹りやすいと考えられていたが、その後の調査で、その頃は病気が激減し伝染病まで減っていることが判明した」
と述べておられる。以上を総括するとーーー、
美食飽食者は、見かけは健康そうだが、食毒のため老化が早まり、早晩に死病(慢性病)で倒れやすく、民族的には出生率が低下して民族の滅亡を招く。
一方、素食少食者は、一見すると体格が貧弱で、病気にも罹りやすいように見えるが、事実はその逆で、健康に恵まれ、天寿を全うし、民族的には若さのシンボルである生殖能力が強く、民族を興隆する。
これが生物界を支配する鉄則であり、この掟は絶対である。
昨今、出生率の低下が目立ち、大きな議論を呼んでいるが、それは現在のグルメ時代と決して無縁ではなく、早晩に民族の衰亡を招くことは歴史の示す通りである。
ともあれ、美食飽食は食毒を招き、その浄化作用として、さまざまな病気が発生するということである。
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
お盆にはたくさんの美食飽食された方はどうしたら良いんでしょうか?
さあねえ~~アンタしだいさ~
デモ、食べてしまったし・・・・
たら腹水、盆に帰らず♪
近頃の野菜は大きくてリッパだけど、栄養素が少なくなっているそうね。
そういえば、近頃の子供達はなりばかりでっかくて・・・